ロマンス詐欺の画像を見抜くには?使われがちな写真と注意点
ロマンス詐欺では、相手の信頼を得るために画像や写真が多く使われます。
しかし、その画像が本物とは限りません。
実在人物の写真が悪用されているケースも多く、見分けが難しいのが特徴です。
本記事では、ロマンス詐欺で使われる画像の特徴や見抜き方、相談を検討すべきタイミングを整理して解説します。
ロマンス詐欺で使われる画像とは
ロマンス詐欺では、信頼関係を築くために写真や動画が頻繁に使われます。
しかし、それらは必ずしも本人のものとは限らず、実在人物の無断使用や加工画像である場合があります。
まずは、画像がどのような役割を持つのかを理解することが重要です。
ロマンス詐欺における画像の役割
ロマンス詐欺では、画像は単なるプロフィール写真ではなく、信頼関係を築くための重要な材料として使われます。
顔写真や日常風景の画像を送ることで、相手に「実在する人物だ」という印象を与えます。
また、親密な関係を演出するために、生活感のある写真や過去の出来事を語る画像が使われることもあります。
こうしたやり取りが続くことで、相手の存在を疑いにくくなり、恋愛感情が強まるほど判断が鈍りやすくなります。
画像があると信じてしまう理由
写真や動画が送られてくると、相手が実在する人物だと感じやすくなります。
日常の様子や仕事の風景などが継続的に送られると、生活の一部を共有しているように感じ、信頼が深まることがあります。
さらに、動画や音声がある場合は、より現実味が増し、疑いにくくなる傾向があります。
しかし、これらはすべて信頼構築のための演出である可能性もあるため、画像があることだけで安心するのは危険です。
ロマンス詐欺でよく使われる画像の特徴
詐欺に使われる画像には一定の傾向があります。
特徴を知ることで違和感に気づきやすくなり、冷静な判断につながります。
画像の種類や使い方を確認することで、詐欺の可能性を見極める手がかりになります。
海外モデル・軍人・医師などの写真
ロマンス詐欺では、海外在住の軍人や医師、ビジネスマンといった職業設定がよく使われます。
こうした職業は、会えない理由や忙しさを説明しやすく、連絡が限定的でも不自然に感じにくいからです。
写真も海外モデルや実在する人物の画像が流用されることがあり、検索すると同じ画像が別人として使われているケースもあります。
高級感のある生活写真
高級ホテルやブランド品、海外旅行の写真など、生活水準の高さを感じさせる画像が送られることがあります。
これにより、「経済的に余裕がある人」「成功している人」という印象が強まり、信用しやすくなります。
しかし、こうした画像はインターネット上から取得されたものや、他人のSNSから転載されたものである可能性もあります。
家族や子どもの写真
信頼感を高めるために、家族や子どもの写真が送られることもあります。
特に、親しみやすさや安心感を演出するために使われることが多く、相手が真剣な関係を築こうとしているように感じさせます。
ただし、これらの写真も無関係な人物の画像が使われている可能性があり、必ずしも本人の家族とは限りません。
ネット上の既存画像の使い回し
ロマンス詐欺では、ネット上に公開されている画像が繰り返し使われることがあります。
同じ写真が複数のアカウントで使用されているケースもあり、画像検索を行うことで発覚する場合もあります。
画像が本物であっても、その人物が実際にやり取りしている相手とは限らない点に注意が必要です。
動画や通話ができない理由がある
動画通話を求めた際に「仕事上の理由」「通信環境の問題」などを理由に断られる場合は注意が必要です。
事前に用意された動画や写真だけが送られるケースでは、本人確認が難しくなります。
通話ができない状況が長期間続く場合は、慎重に判断することが求められます。
画像だけでは判断できない理由
画像が本物であっても、その人物が実際にやり取りしている相手とは限りません。
ロマンス詐欺では、実在する人物の写真が使われることも多く、画像の真偽だけで安全かどうかを判断するのは難しい場合があります。
実在人物の写真が悪用される
ロマンス詐欺では、実在する人物の写真が無断で使われることがあります。
モデルや一般のSNSユーザーの写真が流用され、別人としてやり取りが行われるケースもあります。
写真自体は本物でも、やり取りしている相手がその人物とは限らないため、画像だけで判断するのは危険です。
SNSからの転載
SNSに公開されている写真がそのまま使われることもあります。
プロフィール写真や投稿画像がコピーされ、別人のアカウントとして利用されるため、見た目では判断が難しくなります。
複数の写真が送られてきても、すべてが同一人物のものとは限らない点に注意が必要です。
AI生成画像の可能性
近年では、AIによって生成された人物画像が使われるケースもあります。
実在しない人物の写真であるため、画像検索では一致しないこともあります。
違和感のない自然な画像であっても、実在人物とは限らないという前提で判断する必要があります。
動画通話を避ける
動画通話を避ける理由として、「機密保持」「勤務先の規則」などが挙げられることがあります。
もっともらしい理由が提示されると納得してしまいがちですが、長期間にわたり直接確認できない状況が続く場合は注意が必要です。
画像の量で信用させる
大量の写真が送られてくることで、実在する人物だと信じやすくなります。
日常風景や過去の写真などが継続的に送られると、関係が現実のもののように感じられるため、疑いにくくなります。
しかし、量が多いこと自体が安全性の証明になるわけではありません。
画像が送られてきた時の注意点
画像が送られてきた場合でも、すぐに信用するのではなく冷静に確認することが大切です。
少しでも違和感を覚えた場合は、状況を整理することで判断しやすくなります。
画像検索を試す
送られてきた画像がインターネット上に存在するかを確認することで、使い回しの可能性を見極める手がかりになります。
同じ画像が別の名前で使用されている場合、注意が必要です。
過度に信頼しない
写真があるからといって、相手の言葉をすべて信じる必要はありません。
やり取りの内容や状況全体を見て、冷静に判断することが重要です。
個人情報を送らない
住所や身分証などの個人情報を求められた場合は慎重に対応する必要があります。
画像のやり取りが続いていても、信頼関係が十分に確認できるまでは情報提供を控えることが大切です。
金銭の話が出たら注意
恋愛関係の中で金銭の話が出た場合は、一度立ち止まることが重要です。
理由がもっともらしくても、第三者に相談することで冷静な判断につながります。
ロマンス詐欺の相談は弁護士へ
ロマンス詐欺では、画像の真偽だけでなく、やり取り全体を整理することが重要になります。
相手の写真が本物かどうかだけで判断するのではなく、「いつ・どのような経緯で・どのような金銭の話が出たのか」といった事実関係を整理することで、状況を客観的に把握しやすくなります。
詐欺かどうか断定できない段階でも、第三者の視点が入ることで冷静な判断につながります。
田中保彦法律事務所では、投資詐欺やロマンス詐欺を含むインターネット上の金銭トラブルの相談に対応しており、これまで多くの被害相談に向き合ってきました。
「まだ詐欺と断定できない」「画像が本物か分からない」という段階でも相談可能で、無理に結論を急がせることはありません。
また、全国からの相談に対応しており、LINEを通じた相談窓口も設けられています。
ロマンス詐欺の疑いがある場合は、早めに専門家の視点を取り入れることで、今後の判断材料を整理しやすくなります。
ロマンス詐欺の相談先を探している方は、以下の記事もあわせて参考にしてみてください。
「ロマンス詐欺に強い弁護士に相談|返金・解決へのステップ」
まとめ|ロマンス詐欺は画像だけで判断しない
ロマンス詐欺では、画像があるからといって安全とは限りません。
実在する人物の写真が悪用されることも多く、画像の有無だけで判断するのは危険です。
違和感を覚えた時点で状況を整理し、第三者の視点を取り入れることが重要です。
一人で抱え込まず、冷静に判断するための相談を検討することが、被害拡大を防ぐ第一歩になります。








